ジムマネ富永の試合レポ

とよはしジム所属選手の試合までの舞台裏を書いています。

1人ぼっちの無観客試合/中村力也&ついでにトッキー

試合まで2週間を切りました。

 

当初トッキーと一緒に出るはずだった7/12(日)の予選は、トッキーの相手側の選手の棄権で中止になった為、力也たった1人で出場することになりました。

 

コロナ禍の中で全国初の無観客試合

 

全てが異例づくしです。

 

力也の体重は残り3.5kgほどなので、減量は順調だと言えるでしょう。

 

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ポーズを取る中村力也❗️

だいぶ顔がシュッとしました😁

 

残り3.5kgと言えば、ダイエット的には男性でも1〜2ヶ月掛けるものですが、ボクサーの減量では3kgは試合前1週間で落とす体重です。

 

減量中も厳しい練習をこなさないといけませんから、最初からハイペースで落としてしまうとスタミナが保てなくなるんですね。

 

そしてハードに打ち合うスパーリング週間後のラスト1週間、最も苦しい減量期がやってきます。

 

漫画やドラマで出てくる、サウナスーツを着るのはこの時期のお約束です。

 

昭和のボクシング漫画のせいで、一般的にボクサーは年がら年中フード付きのサウナスーツ着てるイメージが思い浮かぶ人も居るかも知れませんが、令和どころか平成後期でさえ、そんなことは過去の話です。

 

サウナスーツを着て汗を出すと、サウナスーツを着ないと汗が出にくくなるんです。

 

体が慣れてしまうんですね。

 

そう言えば少し話が逸れますが、昔の知人に時代劇のエキストラをしてる人が居ました。

 

彼は真夏に冬用の厚手の着物を着て、密閉された空間の中でライトを照らされながら真冬のシーンを演じることがよくあったそうです。

 

主役でもない脇役の彼にはメイクさんが付かないので、汗をかいても顔を拭いて貰えませんし、それどころか額に汗をかくと凄く怒られるのだと言ってました。

(年配の方の古い話なので今は分かりません⚠️) 

 

場数を踏んでいくうちに、顔だけ汗をかかなくなるのだそうです。

 

着物の下は絞れるほど汗だくだったとしても、です。

 

つくづく人は環境に慣れる生き物なんやなぁと感心したことを思い出しました。

 

散々減量の話を書いておきながらなんですが、力也は今週はまだバチバチに打ち合うスパーリング週間です。

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(青いヘッドギアの力也と後藤プロ)

 

スパーリングはジム内だけでなく、あちらこちらのジムにお邪魔しては実戦練習を重ねます。

そして出稽古にはきっとまた【うなぎパイ】を持って行くことでしょう❗️笑

(味を占めたな😅)

 

ところで1試合減り、9月になったとは言え、トーナメントそのものがなくなった訳ではないので、トッキーも出稽古は一緒に参加することでしょう。

 

つい先日まで、自分達だけでは出稽古のお願いも出来ずに可愛かった彼らも、ほんの少しだけ成長することが出来ました。

 

試合は選手達を成長させてくれます。

 

初々しさを見守る楽しみは無くなってしまいますが、後輩も入ってきてる中、追い越されないように必死で頑張る彼ら。

 

どうか引き続き見守ってあげてくださいね。

 

彼らは既に戦いの中に居ます。

 

【おまけ】

このブログを見てファンになって下さった方から【勝】印のブラックサンダーを頂きました。

フレーフレーク味だそうです📣

感謝❗️

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【力也】

25歳のピュア過ぎる笑顔😊

応援してくださる気持ちが、戦う為の大きなモチベーションになります。

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【トッキー】

食いしん坊リーダーの幸せそうな笑顔😁

※トッキーは試合も減量も当分お休みになったので1個余分なのだそうです。

配慮が素敵💓