毎回書いてることですが、バチバチに打ち合うスパーリング週間は試合の1ヶ月前から始まって、1週間前で終わります。
※スパーリング=防具を付けたガチの打ち合い
練習パートナーはしっかり食べて元気いっぱいの中、日々の減量によって自分との体重差は毎日広がっていく一方なので、後半に掛けてスパーリングはどんどん苦しくなって行きます。
美濃巧人のデビュー戦は何級とかではなく54kgの契約で、とよはしボクシングジムのプロの中では最軽量です。
(ウチはデカい選手が多いんです😅)
自分と同じくらいの選手が居ないとスパーリングは苦しい。
今はコロナウィルスが理由で※出稽古が制限されているので、同じくらいの体重の選手を探して他所のジムに行くことが出来ません。
※出稽古=他所のジムと所属選手に許可を得た上で、予約をしてスパーリングさせて貰いに行くこと
PCR検査を受ければ行けることになってますが、検査料の2万円は自腹なので、選手の大半は負担が大きすぎる為、諦めるしかありません。
(普段なら複数回お邪魔します)
それでもプロが誰も居ないジムもあるから、練習相手が居るだけマシと考えるしかない状況です。
美濃巧人は頑張ってるところを見られるのが苦手です。
だから持ち上げずに書きますが、今のシビアな環境は全国どこのジムのどんな選手でも同じで、彼だけが特別ではありません。
それでも試合が出来る様になっただけマシなのです。
カメラを向けられると
意識せずに
居られない❗️カメラ大好き❤
デビュー戦は、当たり前ですが減量から何から何まで初めてなので、減量幅はそんなに大きくしないのが一般的です。
最初はきちんと落とせる体重で試合に臨んで、その後の階級はデビュー戦を基準に考えます。
もう少し落とせそうなら階級を下げるし、あまりにもキツかったら上げることも稀にあります。
プロの体重は仕事上の契約なので、きちんと約束を守ることが一番大事です。
計量に失敗して試合がキャンセルになると、相手選手やジム、チケットを買って下さったお客さん達と多方面に迷惑を掛けてしまいます。
ここら辺は普通の会社も契約というものの重要性は同じでしょう。
約束を守らないのは本来あり得ないんです。
ただプロボクサーは商品が自分自身なので、自分のことをよく理解した上で試合を組まなければなりません。
さて、試合まで残り1週間となりました。
今日のスパーリングをこなしたら、来週は減量特化週間です。
ひたすら汗を出して1人黙々と体重を落とします。
あと一週間、選手にとっては長い長い地獄の一週間ですが、苦しい顔を見せることなくクリアしてくれると思います。
またカメラ目線の笑顔の美濃巧人をお届け出来ると思いますので、楽しみにして頂けると嬉しいです😊