大雑把に見えて、実はデリケートなんでしょうか。
美濃巧人(20歳)初めての減量です。
減量はまだ前半戦なのに何だか元気がありません。
体重は順調に推移してるそうですが、思った以上の辛さに直面している様に見えます。(私の感想です)
数日前は名古屋の緑ジムから溝越斗夢くんとテルのび太くんが出稽古に来てくれました。
(vs斗夢くん)
(vsテルくん)
美濃巧人はスーパーフライ級(52.1kg)です。
長い後ろ髪がトレードマークの斗夢くんはA級(8回戦)のフェザー級(57.1kg)の選手で、真面目な印象のテルくんはB級(6回戦)のスーパーバンタム級(55.3kg)の選手なので、2人共キャリアも階級も上です。
彼らも試合前で減量中なので条件は同じですが、普段通りの穏やかな雰囲気に流石だなと思いました。
私個人は食事を一日抜いただけで目を回してしまうので、穏やかに見せてるだけだとしても、やはり凄いと感心してしまいます。
そして強くてキャリアもある彼らとのスパーリングは学びが沢山あります。
勿論、相手は格上ですから上手くいかなくて悔しい思いも沢山します。
そんな悔しい思いを飲み込んでは吸収して、いつか超えたいと思いながら挑んでは撥ね付けられて、そしてまた挑みます。
強い選手と出来ることはキツいし怖い。
それに当たり前やけど、痛い。
しかし環境的には恵まれていると言わざるを得ません。
周りで一番強くなったら、自分より強い相手を探すのが困難になるからです。
遠方まで出稽古に行く交通費や宿泊費は、基本的に選手の自腹です。
プロとは言え、練習にまでお金が出るのは極々トップだけの厳しい世界です。
だから、わざわざ出向いてくれるなんて有り難いことこの上ないのです。
試合前にスパーリングを務めた相手は、やっぱり試合で勝って欲しいと思いますし、また自分もそう願って貰えるでしょう。
他所のジムの選手であっても自分が役に立てた事を結果で見たいと思うのは自然な事なのです。
勝ってくれたら、それがまた自分の自信に繋がりますしね☺️
(敬称略:左からテルのび太、美濃巧人、時弘将志、溝越斗夢、太田卓矢)
色んな選手と拳を交えて親交を深めながら、美濃巧人も少しずつ強者への道を進んで行きます。