ジムマネ富永の試合レポ

とよはしジム所属選手の試合までの舞台裏を書いています。

あとがき・コロナ舞台裏の葛藤/中村力也

新人王の予選の幕が落とされたのは、厳戒態勢の中でした。

 

テレビやネットニュースに出てたので、ご存じの方も多いかと思います。

 

選手は2度の抗体検査(採血💉)や検温に加えて、セコンドも試合前2週間分の体温チェック表や、前日と試合当日の移動手段や接触した人など記載して提出しなければなりませんでした。

 

因みに注射大嫌いな会長も嫌々ながら採血をされました😏✨フフフ

 

会場は防護服を着たタイムキーパーやコミッション、無観客ゆえにパーテーションに仕切られただけの控室❓など、見慣れた空間の何もかもがいつもと違いました。

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ガランとしたホール内

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パーテーションで仕切られた控室①

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抗体検査をパスした選手達は前日からホテルに缶詰でした。

 

そこで出されたご飯は、何となくヘルシーな物を想像していたのに、ザ・炭水化物といった、まるでマラソンランナーの試合前夜の様な食事メニューでした😳

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力也撮影のホテルの晩御飯🍴

軽めに見えるミートスパゲティは超絶大盛りで、器のおかずは水餃子だったそうです😳

 

当日は朝早くからリングの設営をして、13:00試合開始。

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リング設営あれこれ

 

お客さんは誰も居なかったけど、思ったより関係者やマスコミの数は多かったです。

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1試合毎にスタッフがロープや床を消毒して回り、その様子はマスコミにも取り上げられました。

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勝利して「よっしゃー❗️」と叫んだ選手は身内に叱られ、まるで悪いことの様に記事にされてしまった試合でした。

 

選手は抗体検査をパスしていたにも関わらず、です😢

 

寂しくて、息苦しい、そんな空間でした。

 

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仕切られただけの控室でひたすら出番を待つ力也。

異物もなく、適正な巻き方であると認められたバンデージにはコミッションのサインが入ります。

 

試合直前だけの貴重な1シーン。

 

緊張や不安、期待、練習不足なら後悔も。

自分のやって来たことや感情とひたすら向き合う時間です。

 

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力也入場❗️

なんとデビュー2戦目でいきなりメインの試合となりました😳✨

 

防護服とフェイスシールドを着用した物々しいジャッジ達が目に入ります。

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勝ってもソーシャルディスタンスの為、レフェリーに手を掲げて貰えない、そんな試合でした。

 

そして4週間後の8/9に、中日本新人王の準決勝があります。

 

その日までには全国でもいくつの試合が行われる事でしょう。

 

コロナウィルスの感染が拡大すれば、決勝だってどうなるか分かりません。

 

それでもやっぱり進める限り、前に進みます。

 

力也は試合後の2日間だけ休んで、水曜日から練習に復帰するそうです。

 

体重はすっかり戻り、またキツい練習と減量の日々が始まります。

 

後書きにあまり暗い話は書きたくなかったけど、きちんと記録しておこうと思ったので今回はこんな文章になりました。

 

皆さまには引き続き、外に出ることのない悲喜こもごもな舞台裏をお届けしていきたいと思いますので、楽しみにして頂けると嬉しいです☺️

 

いつも応援ありがとうございます❣️

 

もっと写真が見たい人は下のリンクから、イケメン会長⁉️の【とよはしボクシングジムブログ2】に飛んで頂けば、ウォーミングアップや試合中の写真も沢山ありますよ❗️

頑張って撮ったので、見てくださると私が喜びます🤣

https://ameblo.jp/toyohasiboxing/entry-12610568307.html